自動車整備士と開発エンジニアを育成する自動車大学校である。実車整備ができる整備場と授業を行う教室、大講堂より構成されている。建物の特徴は平面的に菱形を2つ並列配置した構造フレームで、その形から「ダイアモンドラーメン」と名付けている。短辺方向のスパンが通常に配置する方形状のラーメン構造と比べ短くなるため、使用鉄骨量が減少し経済的な架構が完成できた。最上階の大講堂は張弦梁を採用し、直行交差する美しい立体張弦としている。天井空間内にあらわれる緊張材は講堂のモニュメント的な存在となっている。