自動車車体部品会社の研究施設である。これまで閉鎖的になりがちな研究所のイメージを一新し、周辺に開かれた環境を提供することとした。新たな発想を持つ人材、最新鋭の設備、最先端の技術情報等を集結させ、研究開発体制の強化を計る施設としている。
正面のファサードはシリンダー形状とし、世界の技術情報を収集する施設の核とした。
その背面には最新鋭のプレス機を装備する試作開発工場を配置し、研究開発部門と事務厚生部門を連動させた。アプローチ部の庇はメカニカルなテンション構造とすることで、ものづくり日本の技術情報発信拠点としてアピールしている。