シリコーンの研究開発体制の強化を目的として増築された研究施設である。R&Dの中核機能を充実させた研究棟と先端・高付加価値分野の深耕およびクリーンルーム機能の充実を目的とした実験棟で構成されている。既存研究棟が迎賓的な要素があることから、正面ファサードは既存のイメージが損なわれないようシンプルなものとした。実験に必要なエネルギーは地下に4m角の配管トレンチを設け、建物中央のシャフトを経由して各室に供給出来るようにした。その結果、装置入替に伴うダクト更新やメンテナンスが容易となっている。