世界トップレベルの精密圧延技術を持つ工場の耐震補強リノベーションである。既存工場は築40年以上経過しており、日本で唯一の部品を製造していることもあり、建物の補強が急務とされた。工場の生産を止めずに補強を行うことが絶対条件のため、建物内部に補強材を設けず外部より制振材を設置する「アウトブレース制振補強工法」を開発した。
この工法は「①設置数が少なく省スペース②自由な配置③スマートですっきりしたデザイン④工期短縮⑤コストダウン」などのメリットがある。外観の制振部材にはコーポレートカラーを採用し、機能とデザインが融合した建物に生まれ変わった。