工事現場で目にする砕石などを締め固める機械(ランマーなど)を開発から製造、販売し、国内外で高いシェアを有する企業の本社ビルである。約190㎡の狭小敷地をできるだけ有効に使えるよう天空率計算を用い、建物を整形にし、天井高さを最大限確保した。外観は雑然としたまち並みの中でも特徴のあるものをめざした。西日を抑えつつ部屋の奥まで明りが差し込む縦窓を採用し、窓を階ごとにずらすことによりリズム感、軽快感を創出した。